【バックレ】仕事を無断欠勤するとどうなるか?

後から大変なことにならないように連絡は入れよう!

 

みなさんこんにちは。
暖かくなったり寒くなったりと寒暖の差が激しい日々が続いております。
さて、今回は無断欠勤についてお話をさせて頂きたいと思います。

ちなみに私の会社の話ではありません。
最近コロナウイルス関係で人が流れるようになった分、そういう話も良く聞くようになったので
私の過去の経験を踏まえてお話をさせて頂ければなと思います。

仕事をバックレるとどうなるかは会社次第

仕事をバックレるとどうなるか?という点については、会社によって対応が違います。
例えば、就業規則で、ある一定期間無断欠席が続いたら強制的に退職扱いにする(自然退職)や
厳しいところでは、懲戒解雇扱いとして、厳しい罰則を科すところもあります。

なお、懲戒解雇を受けた労働者は、普通解雇と違って、様々な制約があります。

失業保険をもらう日数が減る(かも)

一般的に、失業保険をもらう場合は7日(待期期間)+2ヶ月ほど待ったうえで失業保険を受け取れます。

会社都合の退職の場合は7日の待機を待ったうえで貰えるというメリットがある反面、懲戒解雇の場合は約3か月待たないと失業保険はもらえません。

また、長期間働いた方は一般的に給付期間も長くなりますが
懲戒解雇の場合は普通解雇と同様の給付日数となりますので、給付日数が短くなる可能性があります。

解雇予告手当が貰えない

一般的には使用者(雇用主)は30日以上前に解雇の予告をしなければならない(または30日分の解雇予告手当を支払わなければならない)となっております。
しかし、懲戒解雇の場合は横領や犯罪をした方と同じ扱いとなるため、一刻を争う形となります。

よって、懲戒解雇は即日解雇という形となり、解雇予告手当を受け取ることもできません。

次の仕事に就くのが大変

懲戒解雇を受けると、なかなか次の職に就くのは大変かなと私個人的には思います。
懲戒解雇を受けたという事は、ハローワークで「解雇予告手当除外認定」という手続きを経たうえで「労働局が認める」ものとなります。

正直この手続きは会社としても手続きが面倒です。
しかし、その面倒な手続きをしてまで懲戒解雇をしなければならない事情があるため、このような制度があります。
また、ハローワークでは懲戒解雇されたという情報は当然持っているため、新しい会社へ離職票を提出する際に書いてあるのでバレます

また、懲戒解雇を隠して入社しても何かの拍子にバレるかも?という不安を抱えながら生活するのも
辛いのではないかなと私は思います。

働いた分の給与はどうなる?

 

さて、働いた分の給与はどうなるでしょう。
これも会社によって異なると言えば異なりますが、安心してください。
基本的に支払われます

支払われますが、満額はもらえないのではないかという点と
そのほかにも色々と注意も必要となります。

働いた分の給与は原則的には全額支払われる

先ほどお話をしましたが、原則として、給与については労働基準法第24条で守られております。
よって、働いた分は全額支払われます。
ほっとしますよね?貰ってない場合は取りに行きましょう。
支払われない場合は労働局に相談に行きましょう。
しかし、以下の場合は全額支払われない場合もあります。

バックレたことによって会社の損害が発生した場合

原則としてバックレたことで会社の損害が発生した場合は、労働者はその損害を賠償する必要があります。

勘違いしている方が多いのですが、「罰金は労働基準法違反だ!」とおっしゃる方がおります。
確かに労働基準法第16条には「罰金の予定の禁止」というのがあります。

しかしこれはあくまでも罰金の「予定」です

・具体的には、皿を割ったら罰金1000円と明確に決める
・遅刻したら罰金3000円と明確に決める

これらは労働基準法第16条に違反していることとなります。

しかし下記の場合は罰金ではなく、賠償となります。

・皿を割ったからこの皿1000円だから1000円自腹で払ってもらう
・遅刻した結果、3000円分の売り上げが落ちたから3000円払ってもらう

ニュアンスが違うだけじゃないか?と思いがちですが
前者と後者には大きな違いがあるのは分かりますでしょうか。

実際に損害が発生した場合の補填として賠償を請求するのはOKであり
やらかしたらこれだけの損害が発生する「であろう」という事前取り決めはNGとなります。

ですので、現に発生した損害に対して賠償を請求する請求権を禁止しているわけではありませんし
バックレた結果仕事に穴が開いたので損害賠償を請求することは、違反ではありません

場合によっては給料以上の損害賠償を請求される場合も

という事は、給料以上に損害が発生した場合、給料よりも賠償額が高くなるの?

はい。その通りです。

人材派遣の場合は、その派遣社員から受け取るべき利益なども請求される場合があります。

正社員や契約社員の場合は契約不履行となる

基本的にバイトの場合は時給のため、時間換算で支払われるものでありますが
正社員の場合は1ヶ月あたりで給与を換算されます。

ですので正社員については出社義務の放棄という事で契約不履行と言うことで賠償請求をされる場合があります。

また、契約社員はもっとシビアです。
契約社員と言うのは労働者と使用者が双方に労働時間や労働期間を明示して、双方が遵守しなければなりません
ですので、契約期間前にバックレた場合は、会社は、契約の残り期間に対してあなたの損害を賠償を請求する権利があります。

会社に出社できない場合は必ず電話を入れよう

さて、長々と脅しのような内容になりましたが、バックレはそれだけ会社にとってもダメージがある可能性を秘めている行為です。
体調が悪かったりするのは仕方ありません。
どのような状況であっても必ず電話を入れたうえで、休む。嫌なら辞める。
ちゃんと一報を入れる事で、さすがにバックレだけで懲戒解雇になる事はありませんので
必ず電話は一本入れるべきであると思います。

相手も人です。

話せば分かることもありますので、しっかりと自分の意思を伝えないと
があるかもしれません。

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