施設警備の大切さは契約してから分かる!?

施設警備を依頼する際は、広さや業種などに合わせて見積もってもらおう

施設警備は一般的な施設内での警備や、守衛室内の警備。
駐車場内の車両誘導などが一般的には施設警備として挙げられます。

この施設警備の重要性というのを今回お話させて頂ければと思います。

一般的な施設警備には配置基準はない

特に一般的な施設については、配置基準というのは存在しません。
しかしながら必ず警備員を配置しないといけない施設も存在します。

代表的なのは空港です。
空港については「航空保安警備業務」という資格所持者を必ず1名付けた上で
警備を行なわないといけないと言った決まりがあります。

・空港保安警備業務を行う場所ごとに空港保安警備業務に係る1級の検定合格警備員を1人配置すること。
・エックス線透視装置が設置されている場合、空港保安警備業務に係る1級又は2級の検定合格警備員を1人以上配置すること(空港保安警備業務を行う場所ごとに配置される空港保安警備業務に係る1級の検定合格警備員を除く)。

それでも施設警備の需要は大きい理由

別に施設警備は警備員を配置する必要ないならいいじゃないか?
と思われがちですが、それでも施設警備員としての需要は多くあります。

何故か?
それは施設警備は「そこに居ることによる抑止力」に期待して警備を行なっております。

ひと昔前では京都アニメーション放火事件などを皮切りに
施設内での事故や事件が後を絶ちません。

また、昨今では新型コロナウイルスに対する空き巣事件なども発生しており
流石に京都アニメーション放火事件のようにガソリンを抱えて突っ込んできた場合は対応は難しいと思いますが
小さな事件であれば施設警備員が居れば対応できていたかもしれないという事例はあるかと思います。

また、施設内での不審火等を発見した場合でも、初期消火に当たれる可能性があります。

そのような「不在時の安心」を買うという点では施設警備は絶大な効果を発揮するものであると思います。

誰もいない施設であると分かっている状況では族はこういう行動をとる

例えば、誰もいない施設であると分かっている施設に侵入することは簡単です。

家もそうですが、誰かが住んでいる家と住んでいない家。
なんとなくわかりませんか?

施設も同じです。
誰もいない施設を狙う可能性が高いです。

そのような状況にならないよう、施設警備が常駐していることで
不法侵入を未然に防ぐというメリットがあります。

施設を守る警備は施設警備と機械警備とに分かれる

さて、施設を警備する形態として、施設警備と機械警備とに分かれます。
施設警備は施設に常駐する警備であって、機械警備はセコムなど、センサーなどに反応した場合
現場に急行する警備となります。

どう違うの?と聞かれると、施設警備の場合は、常駐することで何かが起こる事を予防する警備

機械警備は事後の事象に対して一時対応を行なう警備と思ってくれていいと思います。

施設の広さや、業種などの特性により、どちらを選ぶか(または両方選ぶか)を選択した方がよろしいかと思います。

また、機械警備はセンサーが反応してから25分以内に急行することが義務となっておりますので
逆に言うと、最悪25分は異常な状況を放置することとなります。

これらのメリット(デメリット)を踏まえて最適な警備方法を選びましょう。

つづいて、実際に施設警備はどのようなお仕事をするのかというのをご紹介させていただきます。

施設警備の主な仕事内容

施設警備の業務内容は多岐にわたっており
「施設内の巡回」「人や車両の出入り管理」「立哨」「防犯カメラのモニター監視」などが挙げられます。

施設内の巡回

施設内での異常がないか、巡回を行なうことで
火災や不審物、不審者などを発見、排除などを行ないます。
毎日決まったルートの巡回を行なう「定線巡回」と、ルートを決めずに巡回を行なう「乱線巡回」
また、決まった時間に巡回を行なう「定時巡回」と巡回を随時行う「臨時巡回」とがあり
担当警備員はこれらを組み合わせた巡回を行ないます。

人や車両の出入り管理

施設内に立ち入る車両や人の管理を行ないます。
来客者の受付業務と言えば一般的かもしれません。

アポイントの有無や出入管理簿などに記録を行なうことで
不審者の施設内の侵入を未然に防ぐ効果があります。

 

立哨

立哨(りっしょう)は一箇所にとどまって警戒、監視する業務です。
「この施設には警備員が常駐しているぞ」と外部に見せることによって
犯罪や不法侵入の抑止できる効果を期待できます。

防犯カメラの監視・火災報知器の初動対応

設置されている防犯カメラの監視や火災報知器が発砲した際の初動対応を行ないます。
機械警備でも警備機械や火災報知器が発砲した場合は、当然急行いたしますが
機械警備の場合は急行する時間にも制約があり25分以内に到着することと明確に決まっております。

例えばその火災報知器が放火によるものであった場合
25分もあれば犯人は当然逃げますし、火は延焼してしまいます。

火災報知器の初動対応としては初期消火(が出来る規模であれば)初期消火を行なうことで
延焼を防いで、お客様の財産を守ることが出来ます。

施設警備は財産を守るために大切な業務

このように、施設警備のお仕事はただ居ることでお金を頂戴していると思われがちで
働く人にとっては楽な仕事だと思われがちですが、上記のように様々な業務を行ない、また、一般の人より
危険を伴う可能性が高いお仕事です。

企業や個人の財産を守るために、是非とも必要な警備を検討していただければ
将来の不法侵入や火災などの大きなリスクを未然に防ぐことが出来るかもしれません。

 

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