爆破予告を受けた場合、ガードマンは役に立つのか!?

最近、よく自治体の施設や学校などへ爆破予告を行うという事件が後を絶ちません。

大体の予告というのは虚偽の予告ですが、これは威力業務妨害に該当するれっきとした犯罪です。
爆破予告を受けた際、我々警備員は何をするかというお話を今回はさせて頂ければと思います。

コロナに入って爆破予告が増えた

エドテックジンの調査によると2019年10月1日~2020年9月30日の1年間に行われた爆破予告件数を、予告対象機関ごとに分けてグラフ化したところ、
5月までは月に10件以下だったが、6月を境に急増している。

恐らくコロナウイルス感染症のストレスではないかと同社は分析していますが
事実として爆破予告はこのような緊急事態下においては増加する傾向にあるようです。

警備員に出来る事は「安全な場所への誘導」

そのうえで、我々警備員が出来る事というのは「安全な場所への誘導」ということに尽きるのではないかと思います。

こんなこと、そうチョクチョクある事ではないので、なかなか慣れろというのも難しい話ではありますが
一般の方々が爆破予告という言葉を聞いた時は必ず「混乱」します。
我先に安全な場所へと逃げるという心理が働き、二次災害に繋がる可能性がありますので
下記の事に注意しておけばいいのではないかと思います。

安全なルートを事前に取り決めておく

まぁ、これは施設警備に従事している方々にとっては当たり前な話であると思いますが
例えば、火災が起きた際は、当然自動火災報知機が作動します。
その際に本当に火災が発生しているかという目視を行い、その上で火災が発生した場合は
事前に取り決められた安全なルートで一般の方を安全な場所へ誘導するといったことが
事前に決められているかと思います。

その安全なルートをしっかりともう一度把握しておくことというのは
爆破予告に限らず、大切なことであると思います。

冷静に対応する

警備員は警備のプロです。

警備のプロが焦って誘導すると、一般の方は必ず焦ります。

ですので、極力冷静な対応を心がけるようにしてください。

発表のタイミングを誤らない

一般の方への発表のタイミングを誤ると、一般の方を危険に晒す可能性があります。

大体爆破予告というのは「すぐ爆発するから逃げろ」とは言いません。

何故なら、基本的には危害を加えることが目的ではなく、威力業務妨害を行うことが
爆破予告の目的として多いためです。

大体早くて2時間後。遅くとも半日後といった猶予が与えられることが多く
犯人はその時間の間、業務を止めることが彼らにとっての楽しみとなっていることが
割と多くあります。

ですので、2時間以上時間がある場合は、兎に角警察へ連絡をした後、
まずは誘導体制を確立する(場合によっては応援を呼ぶ)

その後、警察の指示に従って誘導を行っていくことが大切であると思います。

「爆破予告があった!逃げろー」などと言い出した日には二次災害に繋がる恐れがあるので絶対にしないようにしましょう

冷静に そして完璧に

原則として施設警備については、冷静さというのが非常に大切になります。
そして、我々警備員が一つミスをするだけで、重大な事故につながる可能性というのは
否定できません。

ですので、このような事は無い方がいいのですが
冷静な対応、そして、完璧な対応というのが求められるのではないかと思います。

まだコロナウイルス感染症の収束はなかなか見えてこない以上
このような爆破予告などは増える傾向にあるのではないかと思います。

施設警備に従事する方々が今一度気を引き締めて頂くことで
二次災害の防止につながると私は確信しております。

また、一般の方々も、是非とも焦らず落ち着いて行動することに努めて頂ければと思います。
まぁ、なかなか難しい事であるということは分かっておりますが
一応警備員は警備のプロですので、身の安全を極力守ることはお約束できますので

ご協力いただければ幸いです。

警備のご用命は五輪警備へ

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