意外とやることが多いイベント警備の裏側

意外とやることが多い
イベント警備の裏側を紹介します!
こんにちは。
1月に入り、マラソン大会や駅伝大会のシーズン真っ只中となりました。
例年、この時期は新春マラソンや各地の駅伝大会が数多く開催され、私たち警備業界にとっても非常に活気のある季節です。
箱根駅伝やニューイヤー駅伝を終え、これからは2月の東京マラソンや各地の市民マラソンに向けた準備が本格化します。こうした大規模なスポーツイベントにおいて、実は「警備員が何をしているのか」はあまり知られていません。
イベント警備は入念に準備をしたうえで行なわれるもの
イベント警備は警備の中でも特に目立つ華やかな仕事ですが、その裏側には膨大な準備期間があります。
「ただ道端に立っているだけ」と思われがちですが、実は何日も前から関係各所と連携し、緻密な計算の上で配置が決まっているのです。今回はその知られざる工程をご紹介します。
開催が決定したら事前に警察と話し合って配置場所などを決める
マラソンや駅伝の多くは公道を使用します。道路を使用するには警察署の「道路使用許可」が不可欠です。
主催者、警察、そして警備会社が集まり、生活安全課や交通課の指導を受けながら、1メートル単位で「どこに何名配置するか」を決定していきます。
大規模な大会になると、警備員だけでなく警察官も出動し、官民一体となった警備体制が敷かれます。
話し合ったうえで、警備が大変なところとそうでないところを判別
配置が決まったら、警備会社間での分担が決まります。数百名規模の警備員を1社だけで賄うのは難しいため、複数の会社で協力してエリアを受け持ちます。
この際、交差点や合流地点といった「事故のリスクが高い場所」と、直線道路などの「比較的安定している場所」を明確に判別していきます。
その後、社内で人選を行なう。必要であれば現地調査を行なう
自社の担当エリアが決まったら、次に行うのが「人選」です。
初めての現場であれば必ず現地調査を行い、車通りや歩行者の数、抜け道の有無をチェックします。
当社では現場の難易度をランク付けしています。
常に広報(案内)が必要な場所や、交通量が多い場所にはベテランを配置し、逆に立哨がメインの場所には若手を配置するなど、適材適所の人員配置を徹底しています。
イベント警備は事前の計画が9割。
複雑な道路使用許可や人員配置計画も、プロにお任せください。
前日は地図を配布
警備前日には、隊員一人ひとりに個別の配置図を配布します。
最近ではWebマップを活用し、自分の持ち場や集合場所、さらに「何時にどこへ移動するか」という細かいスケジュールを共有しています。
当日は頑張って現地に向かう
いよいよ当日です。集合時間に合わせ、ピストン輸送用の車両や個別車両で現場入りします。
配置人数が多いため、スムーズな現地入りも一つの重要な任務となります。
業務開始後は持ち場を離れたらいけない
現場に着いたら業務開始です。ここで最も重要なのは「勝手に配置を変えないこと」です。
良かれと思って場所を移動すると、警察と届け出た「警備計画」との不整合が起き、万が一の際に責任問題に発展しかねません。事前の打ち合わせ通りに遂行することが、最大の安全につながります。
問題が発生したら本部に連絡
何かトラブルがあれば即座に本部に連絡します。本部には全体をコントロールする指揮官が常駐しており、無線や電話で状況を的確に判断し、指示を出します。
帰りが大変
競技が終了し、交通規制が解除されたら業務終了……ですが、ここからがまた一苦労です。
スタート地点の担当は早く終わりますが、ゴール地点に近い担当は、イベント終了後の観客の帰宅ラッシュとバッティングします。
渋滞に巻き込まれながら事務所に戻ることもありますが、「今日も無事に終わった」という安堵感とともに帰路につきます。
意外と大変なイベント警備
このように、マラソンや駅伝の裏側には、何日も前からの綿密な計画と、当日の確実な遂行があります。
お祭りムードで楽しい現場ではありますが、主催者様だけでなく、警察や私たち警備会社も「大会の成功」に向けて共に伴走していることを知っていただければ、これほど嬉しいことはありません。


