即位パレードから見る雑踏警備での大切なこと

 

巷では立冬を過ぎ、これから本格的な冬になってまいります。

今年は(今年も?)紅葉らしい紅葉は見られなかったなぁと
思いますが、皆様の地域ではいかがでしょうか。

さて、11月10日に先日中止となりました
即位パレードが執り行われました。

 

パレード警備は一般の警備員でなかった理由

パレードの警備は一般の警備員でなく、警視庁や皇宮警察が執り行っておりましたが
これは当然のことで、我々警備員はあくまでもイチ私人であり、警察官などは
特別な権限が与えられている。

また、天皇陛下の警備で粗相があった場合、責任は流石に民間企業では
取れないので、このような国家行事においては、しっかりとした権限が与えられている人が
執り行うんだなーと思いました。

 

それでも、雑踏警備としては得るものは多かった

 

私はテレビでパレードの様子を見ておりましたが、警備にあたる人は
一定間隔で配置されており、何があっても複数の人間が対応できる状況となっていました。

 

 

雑踏警備は持ち場を離れてはならない

前回も話したことがあると思いますが

基本的には雑踏警備においては持ち場を離れてはなりません。

「こっちのほうが危ないからこっちで警備したほうがいい」
等と言って自己判断で持ち場を移動することは、もし何か問題が生じた際に
複数人数で対応することが難しくなる可能性があります。

また、持ち場を離れた結果、自分が一人で対応しなければならない状況になってしまった場合は
自業自得としか言いようがないのですが

例えば、その区画に2名配置することとした場合
1名が配置を無視して持ち場を離れてしまったら
相手の隊員にも迷惑をかける可能性があります。

そのようなことは絶対にあってはならないことであると思います。

 

オリンピック警備に対する良い見本になった

今回のパレード警備は、手荷物検査における配置方法や、ドローン対応など
来年の夏に行われる東京オリンピックの警備に対して良い予行演習であったのではないかと
思います。

特にドローン対応などは、安易にドローンを飛ばさなないよう、
ドローンの操作を妨害する電波を発信する機械などが導入されたそうで
今後の雑踏警備におけるドローン対策として、一定の成果が得られたのではないかと思います。

このように、少しづつ警備におけるIOT化や、抑止力として、マンパワーのみでなく
器材を用いた警備に変わってくる良いテストケースであったのではないかなって考えております。

今後、東京オリンピック以降も様々なイベントが待ち構えていると思います。

カジノが新しくできたり、万博も日本で開催されます。

それに伴い、悪さをする人は一定数いますし
その手口も巧妙化してきていると認識しております。

そのように刻々と変化していく警備を取り巻く状況の中
我々警備を営む営業としても、様々なテクノロジーなどを取り入れ
行っていく世の中になってきたのではないでしょうか。

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