2020年の交通事故数と考察

B!

2020年の交通事故死者数は2839人、初めて3000人を下回る

皆さまこんにちは。
先日運転免許証の更新に行ってまいりました。

普段は運転免許センターに行くのは5年に1回なのですが、私は昨年運転免許証をスキーで転んだ際に雪の中に落としたようで
昨年も再発行に行ってます。。。

5年ほど前に1回体を壊して失効しかけた経験もあるため、さすがに今年は早めに行こうと思い、無事免許の更新が完了いたしました。
今回は亡くさないように気を付けようと思います。

さて、今回はその免許更新の手続きの中での運転免許の講習中でのお話を少しさせて頂ければと思います。

なお、今回のお話は警視庁の統計と、先日の運転免許センターでのお話がメインとなっております。

事故発生件数は30万9000件 負傷者数は36万8601件

昨年の交通事故の発生件数は30万9000件で昨年の38万1002件と比べて7万2237件のマイナス
負傷者数は36万8601件で36万8601人で、9万3174人マイナスとなっています。

これは、統計開始後最も少ない数であるようです。

交通事故死亡者数は2839人。但し事故発生後24時間以内に限る

また、交通事故死者数は2839人2019年の3215人と比較すると376人減少しております。

但し、この死亡者数については交通事故発生後24時間以内に死亡した方が統計として載ってくるので、実際の交通事故にかかる死亡者数は
約3000人程度ではないかと言われております。

要は1日あたりとして計算すると約8人~9人が亡くなっていることとなります。

県別にみると最多死者数は東京都

県別で見ると、死亡者数の最多は東京都で、昨年1位だった千葉県はワースト5となっております。

東京都の交通事故死者数のうち、バイクまたは自転車を運転中の死者が5割、歩行者の死者が4割を占めているといいます。
これは、新型コロナウイルスの影響で車が少ない時にスピードを出し過ぎた結果、事故に遭うというケースが増えたという事でしたが
それに合わせて緊急事態宣言中に公共交通機関の利用を控えている方が慣れない運転をして事故を起こすケースもあったのではないかと
私は考えます。

また、昨年はスマホやナビなどを見ながら運転することに対する罰則強化するといった「ながら運転の厳罰化」
あおり運転などに罰則を求めると言った動きもあり、これらの動きが重大事故を引き起こすことが減った一因であるのではないかと
私は思います。

気を付けないといけない主な事故はこれだ!

このような背景から、昨年は概ね交通事故、死亡者数ともに少ない年ではありました。
しかしながら客観的に見ると、まだまだ事故数や負傷者や死亡者は多い傾向にあると思います。

このような背景で、特に重大な事故を引き起こす可能性がある事象は下記であると思われます。

歩行者やオートバイなどの見落としにかかる事故

歩くスピードというのは人によってまちまちです。
特に高齢者となると、信号が青の時に渡り切れないケースなども出てきます。
その際に無理な右折などを行なって大きな事故になるケースが増えているようです。

また、二輪車のスピードを見誤った右直事故も例年も多いですが、今年も多く、
「大体こうだろう」という過信や見落としから重大な事故につながるケースが増えているようです。

スピードの出し過ぎにおける事故

また、先ほども少しお話しましたが、2020年の緊急事態宣言中は車が本当に少なかった印象があります。
私もコロナウイルスが騒がれて出してから車での移動を主とし、公共交通機関を利用しない生活が続いています。
その際に車で巡回を行なったりした際は、最初の緊急事態宣言中は本当に車通りは皆無に近かったくらいでした。

人と言うのはやはり、道が空いてたらスピードを出しちゃうんですよね。

そのようなスピードの出し過ぎに対する車同士の事故や、歩行者の事故が昨年は多かったのではないかと思います。

「~だろう」運転は辞めて、「かもしれない運転」に切り替えよう!

運転しているときは無意識に運転をしている場合がほとんどであると思いますが
大体の場合は無意識にこのような事を考えているのだろうと思います。

「こんなところに歩行者が横断してくるわけがないだろう」
「対向車はいきなりスピードを上げるわけがないだろう」
「信号が赤になる前におじいちゃんは渡り切るだろう」
「いきなり子供が飛び出すわけがないだろう」

このような「だろう運転」が重大事故を引き起こす元ではないかと私は思います。

「こんなところに歩行者が横断してくるかもしれない」
「対向車はいきなりスピードを上げるかもしれない」
「信号が赤になる前におじいちゃんは渡り切れないかもしれない」
「いきなり子供が飛び出すかもしれない」

このような意識を常に持つことで、ドライバーは一度心にブレーキを踏みます。

まず一度、自分の気持ちを「かもしれない」という意識を持ち
足のブレーキと共に心のブレーキをかけることによって
重大事故というのは減っていくのではないかと私は考えます。

 

 

 

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