【通行止めは簡単な仕事?】2種類の違いと、現場の監督さんに知ってほしい警備員のコミュニケーション能力の話

【通行止めは簡単な仕事?】公道・私道の違いと、現場監督が見抜くべき「向いている隊員・不向きな隊員」の条件
当社では、現場のお客様の声を元にスタートした新サービス「明日発注できるガードマン情報」の提供など、様々な取り組みを行っております。現場の効率化にぜひお役立ていただけますと幸いです。
さて、今回は「通行止め」の警備についてです。
一見すると「ただ立っているだけの簡単な仕事」と思われがちですが、実は非常に奥が深く、重要な役割を担っています。
通行止めには2種類ある
通行止めの業務は、大きく分けて2つの呼び方があります。ひとつは一般的な「通行止め」、もうひとつは「迂回誘導」です。
原則として「通行を止め、迂回を促す」という業務内容自体はほぼ同じですが、実施する場所が「公道」か「私道」かによって、その扱いが変わってきます。
■ 一番の違いは「道路使用許可証」が必要かどうか
ここで最も注意しなければならないのが、その道路が法的に「道路交通法」の適用対象になるかどうかという点です。
原則として、完全に個人の所有地(または共同私道)であり、関係者以外が立ち入らない閉鎖的な私道であれば、近隣住民の皆様のご理解のもとで施工を進められるケースもあります(施工主様が隣接する土地を所有しているなど、関係性が良好であればスムーズに進むことがほとんどです)。
しかし、たとえ名目が「私道」であっても、不特定多数の人や車が自由に通行できる状態(いわゆる「みなし公道」など)であれば、法的には公道と同じ扱いになり、管轄警察署長による「道路使用許可証」の取得が義務付けられます。「私道だから許可はいらないだろう」と自己判断で通行止めを行うのは、思わぬ法令違反に繋がるリスクがあるため絶対に避けてください。
逆に、明らかに公道である場所で通行止めを実施する場合は、当然ながら必ず道路使用許可証が必要となります。許可なしで行うのは違法行為となりますので、必ず管轄の警察署で事前に取得してください。
(実際のところ、公道を完全に通行止めにする許可は、周囲の交通への影響が大きいため、警察側からもなかなか下りないケースが多いのが実情です……!)
図:通行止めの2つの種類と公道・私道の違い事前の的確な現場調査から、法規に則った適切な誘導計画(迂回誘導)のシミュレーションまで、当社では現場目線のきめ細やかなサポート体制を整えております。スムーズで安全な工事進行をお考えの際は、ぜひ当社の警備依頼・お問い合わせ窓口までお気軽にご相談ください。
通行止めに向いている人
通行止めや迂回誘導では、ドライバー様に「ご不便をおかけし、迂回をお願いする」立場になります。そのため、何よりもドライバー様への細やかな気遣いと柔軟なコミュニケーションが求められます。
現場では、急いでいるドライバー様から「なんで通れないんだ!」と厳しいお言葉をいただくこともあります。そんな時、感情的にならずに臨機応変に対応できる人が、この業務に向いています。
一概には言えませんが、やはり多くの場数を踏んでこられたベテラン(高齢)の隊員さんのほうが、世間慣れしている分、大人の対応でその場を丸く収めるのが上手な傾向があります。もちろん、若手であっても経験を積んで、当社の新卒採用(プロとしてのキャリア育成)などの綿密な研修プログラムを通じて、しっかりと力を培っていくことが可能です。
通行止めに向いていない人(現場で見抜くポイント)
半面、以下のようなタイプは通行止め(迂回誘導)に不向きと言えます。
- 基本的なコミュニケーションが取れない人
ドライバー様や近隣住民の方との対話が必須の現場において、挨拶や説明がしっかりできない方は、それだけでクレームに発展するリスクがあります。 - 作業車と一般車の判別がつかない人
若手隊員にありがちですが、「ウチの現場の作業車(関係車両)」かどうかが判別できず、一般車を誤って中に入れてしまうケースです。
これに関しては、教育や「迷ったら一度止めて確認する」という指導で改善できますが、1のコミュニケーション自体が成立しない場合は、そもそも現場を任せるのが難しくなります。
通行止めは2人以上の体制で行うことが多いため、現場の監督さんは、少し面倒でも事前に隊員全員と少し会話を交わしてみることをおすすめします。もし「この会話のキャッチボールで大丈夫か?」と不安(挨拶が返ってこないなど)を感じる隊員がいた場合は、 ご自身で直接指導・選別をされるのではなく、速やかに警備会社の責任者へご確認・ご相談ください。(※請負契約の観点から、発注者様から隊員への直接の指揮命令や教育・指導は避けていただく必要があるためです)。
「しっかりと挨拶ができる」「相手を思いやった誠実な対話ができる」という基本さえ備わっていれば、未経験の方でも充実した社内研修プログラムによって必ず一人前のプロへ成長できます。こうした信頼される環境でご自身の強みを活かしたい方は、ぜひ当社の中途求人募集(エントリーフォーム)より詳細をご確認ください。
⚠️ 最も注意すべき「持ち場を離れる」隊員
そして、コミュニケーション以前の問題として、万が一「持ち場を離れる」ような看過できない行動をとる隊員がいた場合は、重大な事故を招きかねません。
このような現場の安全を脅かす問題行動が見られた場合も、直接厳しく注意されるのではなく、契約している警備会社の管理責任者へすぐにご連絡いただき、適切な人員への交代や厳重な指導を求めていただくのが、法規的にも安全面でも最も確実な解決策となります。
通行止め・迂回誘導警備は、現場の安心と企業の信頼を左右する「対話のプロ」の仕事です。
五輪警備保障では、コンプライアンスの徹底はもちろん、近隣対応から突発的なトラブルまで臨機応変に対応できる、場数を踏んだ信頼の隊員を配置いたします。
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電話番号:04-7144-1505


