交通誘導の警備をお願いする会社を選ぶ時にチェックすること

交通誘導警備を依頼する際にチェックすべきこと

警備会社は数多くあります。

全国では9548社あり、多くが中小の警備会社となっております。

今回は、この数多い警備会社より、あなたの会社にぴったりな警備会社を選ぶ方法をレクチャーしたいと思います。

一般的に大手は高くて中小は安い

至って当然な話ですが、警備会社の経費の大半は人件費です。
また、業界全体で慢性的な人材不足に陥っているため、警備員の人件費というのは
上がっている傾向にあります。
よって、そのような状態で単価を下げるには、警備員の単価を下げるか会社の利益を下げるの2択となります。

なかなか大手の警備会社の場合は、ルールがあったりするので、なかなか決まった価格から
変更するということは、難しかったりします。

その分中小はフットワークが軽いので、多少の単価交渉は可能であると思います。

警備員の人件費は概ね10,000円~15,000円程度

一方、警備員一日一人あたりの人件費については、地域によって差はありますが
概ね日中で10,000円~15,000円程度となっております。

これは、社会保険を含めた金額となっております。
この人件費に、利ざやを追加した金額が概算の警備単価となります。

警備会社の選び方

さて、ここまでは、警備会社の単価の考え方のお話をさせて頂きましたが
これからについては、警備会社を選ぶにはどの点をチェックすべきか?というお話をさせて頂きます。

単発少人数の仕事であれば相見積もりで構わない

基本的には単発であったり、短期間で1人とか2人お願いするといった契約であれば
相見積もりで問題ないと思います。その日限りで、通行止めだけという場合は特に
「居ればいい」警備であるので、そういう警備であれば2,3社くらい相見積もりを
取った上で決定するのも方法のひとつであると思います。

長期でお願いするのであれば継続してお願い出来る力があるか確認

1カ月や2カ月などの長期でお願いする場合は、ある程度の力がある警備会社を選ぶ必要があるかと思います。

警備というのは、事故を未然に防ぐものであって、警備員を配置した結果、事故が発生してしまったら意味がありません。

そうならない為にも、ある程度信頼性のある警備会社を選ぶ必要があるかと思います。

具体的には下記のチェックポイントを参照するといいと思います。

抱えている警備員の人数

抱えている警備員の人数が少ないと、長期的に継続して仕事を売ることができない可能性があります。

また、警備員の体調不良などで、穴が開いた際に、警備会社側から当日に「一人減らしてください」などと言われることもありますので、そのような事のない警備会社を選ぶべきであると思います。

大体、30人くらいいれば安定して提供はできると思います。
50人以上の会社であれば問題ないと思います。

有資格者の人数

警備員でも交通誘導ができない場所というのは存在します。
具体的には、「2級道路」と呼ばれる場所となります。

この2級道路。警備業検定(交通誘導)2級の有資格者が一人いないと警備ができない道路となっており
これに違反すると警察から行政指導の対象となります。

当然有資格者の配置なので、一般警備員と比較して警備単価は上がりますが
これは法律で定められていることなので守らないといけません。

そして、この有資格者が何人いるか?という点も判断材料にするといいと思います。

トラブル発生時の対応

トラブルは無いに越したことはありませんが、人が作業するので
どうしても発生するときは発生します。

その際に迅速に対応してもらえるかどうかという点は注視すべき点であると思います。

損害賠償責任保険の有無

損害賠償責任保険に入っていない警備会社ってあるのですかね・・・
警備は危険にさらされる可能性がある仕事なので、もし事故った場合
当然警備会社の保険を利用します。

多分どこも入っているとは思いますが
警備業法上の義務でもないのでゼロとは言い切れません
保険に入っていない警備会社は絶対に避けた方がいいです。

夜勤対応の可否

これは警備員の人数という話と被ると思いますが
夜勤対応があるのであれば、夜勤対応ができる警備会社を選択すべきです。

夜勤はどうしても負荷がかかりますので
それなりの人数は必要であると思いますので、ある程度の人数は確保した方がいいかと思います

まぁ、当然ですが、そのような点も事前に確認した方がいいと思います。

その他チェックする点

大体ここら辺をチェックすれば、あなたの相性と合致する警備会社は見つかるのではないかと思います。

その上で、更に選べないのであれば、下記の点から判断すればよいと思います。

指導教育責任者との相性

基本的に警備会社と現場のやり取りは、指導教育責任者とのやり取りとなります。
ですので、警備会社の担当責任者との相性というのは重要だと思います。

あまり相性が良くない人と仕事はしたくないですよね。
そのような点をチェックしていけばいいと思います。

遠方対応可能か?

仕事に軌道が乗ってきたので隣県からの依頼が来た場合、その対応ができるか?
という点も重要であると思います。

対応できない場合は、警備会社を遠方でまた選びなおさないといけないので
ちょっとめんどくさいと思いますので判断材料の一つにしてもいいかもしれません。

その他細かい要望に答えられるかどうか

その他いろいろな要望というのが業種ごとにあるかと思います。
よくある話は業務終了後に10分程度の片づけを手伝ってもらえないか?とか
ちょっと業務が長くなるので残業代出すから対応してくれないか?

といったお願いが多いですが
そこら辺も対応できるかどうかは警備会社次第となります。

会社を選ぶのであれば、実際に会って、会社の雰囲気なりを見て決めていけばいいのではないかと
私は思います。

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