学校を卒業した君が、明日から『自分の正解』を作るプレイヤーになる話。

今日、南柏の駅前を歩いていると、胸に誇らしげなコサージュを付けた学生さんとすれ違いました。
春の少し強い風に吹かれ、友達とはしゃぎ、時に名残惜しそうに校門を振り返るその姿。晴れやかな、どこか誇らしげな表情を見て、ふと私も自分の「卒業」について考えてみました。
卒業生の皆さん、本当におめでとうございます。
学校という、ある種「守られた場所」から一歩外に出る。それは、皆さんが今想像している以上に自由で、そして少しだけヒリヒリする世界の始まりです。
今日は、45年続く企業の4代目として、そして今も現場の最前線で「新しい仕組み」を作ろうともがいている一人の「先輩」として、皆さんに少しだけ刺激的なメッセージを贈ります。
学校の「公式」が通じない世界
皆さんがこれまで向き合ってきた学校のテストには、必ず「正解」がありました。教科書を読み、先生の話を聞いて、決められた時間内に正しい答えを書けば、100点満点がもらえました。正解に辿り着くための「公式」や「ルート」が、あらかじめ用意されていたのです。
しかし、明日から皆さんが飛び込む社会という場所では、状況が一変します。
私たちが日々向き合う「正解のない問い」
- ● 「どうすれば、現場の安全を100%守り抜けるか?」
- ● 「地域の未来のために、自分たちに今何ができるか?」
- ● 「45年続く伝統を、どうやって次の時代に繋げるか?」
これらの問いには、教科書通りの答えなんて一つもありません。100点満点の解答用紙を誰も用意してくれない。それが、大人の世界の厳しさであり、醍醐味でもあります。
4代目の私も、まだ「留年生」
実は私も、今まさに自社で使う「新しいシステム」を自らの手で組み上げています。創業から45年、父から引き継いで7年。経営者として安定を求めることもできる立場ですが、私はあえて「未知の領域」に手を出し、日々エラーと戦っています。
40代の社長になっても、毎日が新しい壁や予期せぬトラブルの連続です。思い描いた通りに動かない現実を前に、「どうすればいいか」を必死に考え、何度もコードを書き直し、泥臭くやり直す。周りから見ればスマートではないかもしれませんが、ある意味、私はずっと学び続けている「留年生」のようなものかもしれません。
でも、この「正解のない問い」に挑んでいる瞬間こそが、人生で最も自分が成長していると感じる時でもあるのです。
誰かが用意した問題を解く「生徒」は、今日で卒業です。明日からは、皆さんが自分自身で課題を見つけ、自分なりの正解を泥臭く作り上げていく「プレイヤー」になります。
最初から上手くいく必要はありません。失敗してもいい、思い通りにいかなくてもいい。大切なのは、そこで立ち止まらずに、次の「自分なりの答え」を探し続けるしぶとさを持つことです。
もし、その途中で道に迷ったり、壁にぶつかって動けなくなったりしたら、この街の先輩たちを頼ってください。私たち「五輪警備」も、皆さんが安心して新しい挑戦ができるよう、今日も南柏の街の安全を、変わらぬ守り手として支えながら待っています。
胸の花を揺らしながら歩き出した皆さんの未来が、正解のない、だからこそ彩り豊かなものであることを心から願っています。
卒業、本当におめでとう!


