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【警備業の安全管理】冬場に急増!警備員の労災事故を防ぐための「危険予知訓練(KYT)」実践マニュアル

【警備業の安全管理】冬場に急増!警備員の労災事故を防ぐための「危険予知訓練(KYT)」実践マニュアル
🥶 【警備業の安全管理】冬場に急増!警備員の労災事故を防ぐための「危険予知訓練(KYT)」実践マニュアル - 五輪警備保障株式会社

🥶 【警備業の安全管理】冬場に急増!警備員の労災事故を防ぐための「危険予知訓練(KYT)」実践マニュアル

1. 導入:冬の現場に潜む「見えない危険」との戦い

1月中旬、寒さが本格化するこの時期は、警備業務における労働災害(労災)のリスクが目に見えて高まります。気温の低下は、警備員の集中力を奪うだけでなく、凍結や降雪、厚着による動作の鈍化など、事故に直結する物理的な要因を生み出します。特に夜間や早朝は、視界も悪くなるため、危険の発見が遅れがちです。

警備業務の品質を維持し、警備員自身の安全を守るために不可欠なのが、危険予知訓練(KYT:Kiken Yochi Training)の徹底です。KYTは、ベテランの経験則だけでなく、組織全体でリスクを共有し、事故を未然に防ぐための科学的なアプローチです。

この記事では、警備員を冬場の労災事故から守るため、特に警戒すべき「三大リスク」と、現場の安全を確保するための実践的なKYTの手順について、具体的に解説します。

2. 冬場に警備員を襲う「三大労災リスク」とその予防

冬場は、通常の不審者対策に加えて、季節特有のリスクへの警戒が必要です。警備業界で特に注意すべき以下の三つの労災事故が多発する傾向にあります。

🧊 リスク① 転倒・滑落事故

  • 原因: 夜間や早朝の路面凍結、施設内の結露や持ち込まれた雪による水濡れ。厚手の上着や手袋で足元への注意が散漫になりやすい。
  • 現場での事例: 駐車場や従業員出入口のわずかな凍結箇所での転倒、建物内の大理石やタイル床の水濡れ箇所での滑落。特に、屋内の水濡れは油断しやすいため、警備員による床の拭き取りとコーン設置の迅速化が求められます。
  • 予防対策: 滑り止め付きの安全靴の着用を徹底する。凍結しやすい場所に巡回前に融雪剤を常備・散布する。
凍結した路面を指差し確認し、滑りやすい箇所をチェックしている警備員の様子

⚠️ リスク② 墜落・転落事故

  • 原因: 積雪により、マンホールや段差、穴が隠れて見誤る。高所での作業時に、凍結により足元の安定性を失う。特に、積雪後の屋上点検などでは、軒先からの雪や氷の塊が落下する危険性(二次災害リスク)も伴います。
  • 現場での事例: 屋上やバルコニーの点検時、避難梯子の昇降時、足元が見えにくい場所での転落。
  • 予防対策: 積雪時は、安全が確保されるまで不要な高所・危険区域への立ち入りを原則禁止とする。やむを得ず立ち入る場合は、必ず二人一組とし、命綱や安全帯の使用を義務付ける。

❄️ リスク③ 寒冷作業による健康障害

  • 原因: 厳寒下での長時間勤務による低体温症や、末梢神経の血流悪化によるしもやけ・凍傷のリスク。また、室内外の温度差が激しい施設では、ヒートショックや急激な血圧変化による体調不良を引き起こす可能性があります。
  • 現場での事例: 長時間の立哨(たちしょう)勤務、休憩中の体温管理不足、水分補給の怠り(冬でも脱水は起こる)。
  • 予防対策: 防寒装備の支給と着用ルールを徹底する。休憩はこまめに取り、温かい飲物を摂るよう指導する。特に体調の変化を訴える隊員には、速やかに業務から離脱させる判断力が必要。

3. 事故を未然に防ぐ「危険予知訓練(KYT)」の実践

KYTは、現場に潜む危険を事前に察知し、対策を立てるための訓練であり、警備員の安全衛生教育の柱です。以下の4つのステップで、警備員全員が危険を「自分の問題」として認識することを徹底します。

ステップ 1:【現状把握】現場にどんな危険が潜んでいるか?

巡回ルートや立哨場所を詳細に観察し、「○○なので危険だ」という視点で、危険な要素をできるだけ多く洗い出します。過去の事故事例やヒヤリハット事例を参照すると効果的です。

  • 例(転倒): 「建物の北側の階段に日が当たらないため、凍結しそうなので危険だ。」
  • 例(墜落): 「資材置き場の奥が暗く、段差が見えにくいので危険だ。」

ステップ 2:【本質追究】これが原因でどんな事故が起こるか?

洗い出された危険要素のうち、最も重大な結果につながりそうなものに焦点を絞り、「結局どうなるか?」を明確にし、危機意識を共有します。

  • 例: 「階段の凍結箇所で足を滑らせ、手すりから手を離し、頭部を強打して重傷になる。」
  • 例: 「寒さで注意力が散漫になり、不審者を見逃し、侵入被害を招く。」
警備員が訓練室でホワイトボードを使い、危険予知訓練(KYT)を行っている様子

ステップ 3:【対策樹立】事故を防ぐにはどうすればいいか?

設定した重大事故を防ぐため、具体的な対策案を複数考え、「自分たちができる行動」を全員で合意します。対策は「技術的」「教育的」「管理的手法」の三つの側面から検討します。

  • 技術的対策例: 「凍結しそうな階段に、滑り止めテープを増設するよう管理者に報告する。」
  • 教育的対策例: 「階段昇降時は、必ず手すりを使い、段を一つずつ確認しながら昇降することを巡回前に唱和する。」
  • 管理的手法例: 「夜間の巡回スケジュールを短く区切り、休憩頻度を増やし、体温回復時間を確保する。」

ステップ 4:【目標設定】私たちは何をやるか?

決定した対策を指差し呼称で確認し、チーム全員の行動目標として設定します。この「行動の約束」を業務開始前に再確認することが重要です。

  • 目標例:指差し呼称で、段差確認! 階段昇降時は手すりを使うぞ!」

4. まとめ:安全への意識が警備の品質を高める

KYTの徹底は、単なる労災事故防止対策ではなく、危機を予測し対応する能力、すなわち予防警備能力そのものを向上させます。警備員一人ひとりが常に「危険予知」の意識を持つことは、不審者の早期発見や異常への迅速な対応力にもつながり、結果として警備サービスの品質全体を高めるのです。

五輪警備保障株式会社では、季節や現場の特性に応じた実践的なKYTを徹底し、警備員の安全と健康を最優先にしています。この安全への意識と高い教育レベルこそが、お客様に提供する「安心」の基盤です。

企業の安全衛生管理者様、現場の隊員様、この冬の警備業務にぜひ実践的なKYTを取り入れ、無事故・無災害を目指しましょう。

警備業務のプロとして、高い安全意識とスキルを身につけ、お客様の「安心」を支える仕事に挑戦しませんか?

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貴社の安全衛生管理体制強化のため、実践的なKYT導入支援や、冬場のリスクに特化した警備計画について、ぜひご相談ください。

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