2019年の交通死亡事故者数の統計について
こんにちは。
1月も早くも半分が過ぎ、時が経つのは早いなぁと感じております。
 
さて、今回は、先日警察庁より発表された「交通事故死亡者数」の統計から、要約と、今後どのようにすれば交通死亡事故が減っていくかというお話をさせていただこうと思います。

全国的には減少

全国的には、交通事故死亡者は3225人で、昨年と比較すると317人の減少となっており、車の安全装置の導入や、技術革新の成果なのかなと感じます。
 
また、「ながら運転の厳罰化」や「あおり運転の社会問題化」なども、連日ニュースで報道されており、改めて運転マナーを省みる良い機会であった年だったのではないかと思います。

2019年の交通事故死亡者数ワースト1は千葉県

その中で県別では私どもが本社を置いている千葉県がワースト1となってしまいました。
 
これは1948年以来の事のようで、この不名誉を何とかせねばならんと思い、今回は、分析と対策をお話させていただければと思います。

死亡者数の多くは高齢者

2019年の千葉県の交通事故死亡者の172人のうち、内訳としては
 
65歳以上の高齢者は90人
中学生以下は3人
中学生を除く15歳以上25歳未満は21人
それ以外は58人
 
となっており、高齢者が事故に巻き込まれるケースが突出しております。

状況としては歩行者の死亡数が多い

状況別の死亡者数としましては
 
歩行中の死者が75人
四輪車は43人
二輪車は29人
自転車は24人
 
となっており、歩行中の死亡事故が多くなっているのがわかります。

歩行者を事故から守るには・・・

これらを背景に年齢関係なく歩行者を守ることにより、死亡事故に巻き込まれることが減ることが予想できます。

啓蒙活動の不足?と「かもしれない運転」

歩行者を守ると一言で言ってもなかなか難しい話だと思います。
現在行われている啓蒙活動は、公安委員会の高齢ドライバーに対する指導などはありますが、「歩行者に対する指導」というものは、あまり耳にしません。
 
小学生に対しては警察署から交通安全講習のようなものがありますが、高齢者にとってもこのような啓蒙活動は必要ではないかと思います
 
現に、危険な時間帯は外に出ていない、特に大人が目を配っていると言う理由もあるかもしれませんが、中学生以下の死亡者数は3名と少なく、これは地域の警察官の方々が交通事故防止のために尽力しているというのもひとつの理由であると思います。
 
啓蒙活動を行うことにより、歩行者も交通マナーを守ることを今より理解してもらう必要があると思います。
 
また、運転手にとっても、「かもしれない運転」を徹底する必要があると思います。
 
「こんなとこに人なんかいないだろう」などと言ったことで、事故が起きるケースが多いのではないかと思います。
 
「人が飛び出してくるかもしれない」といった認識で運転することによって、歩行中の事故というのは抑止できるのではないかと考えます。
 
死亡事故を減らすということは、我々警備業にとっての存在意義のひとつでもあると思います。
 
基本的には死亡事故などはあってはならない事です。
 
私は少しでも自己抑止に会社としても業界としても努力ができればと考えております。

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