漬物石の叫び

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先日、家の解体準備で家財の必要なものとそうでないものを選り分けた。
もちろん家の中も庭周りも
35年に渡って家族の泣き笑いを知っている家を取り壊すにあたり、
家に“長い間ありがとう”の気持ちを伝えた。

家の整理が終わった頃、次男夫婦が孫達と一緒にその様子をみにきた。
孫娘はいつものように庭の石の上で遊んでいた。
この石は丸っぽくて滑りやすいせいか、孫はよく滑って尻餅をつき泣いていた。
次男夫婦が帰る準備をしているときも、いつものようにこの石の上で遊んでいた。
いよいよ帰ることになり、次男が孫娘に「この石ともうお別れだね」と言った。
とたんに孫娘は“大泣き!”。

 

石と別れたくないらしく泣き止まない。
次男のとった行動は“孫娘と石の大勝利”となった。
なぜなら「新しいお家ができるまで預かろうね」と“石”を車に載せたから。
とたんに孫娘は“大泣き”をやめた。

 

~“石”の反応は知りよもないが孫娘と同じ気持ちかもしれない~

この“石”は、今回解体する家の前の家からあったもの。
60年以上前から“漬物石”として亡きおばあさんが使っていたもの。
ここ30年以上は“漬物石”との用を解かれ、おばあさんが亡くなってからは庭に放置していた。そして、孫娘の遊び相手に甘んじるようなっていた。
家の建て直しが終わったら、次男は“石”を約束通り戻すだろう。
私は、孫娘が嫁ぐとき“漬物石”として持参させてやりたい。
それまでは、“放置“ではなく”大切な石“として扱おうと思う。

 

でも何故“大泣き”したのだろうか。
孫娘と石の関係が興味深い。

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